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男はつらいよグッズ01 ~定価20万円超!寅さんBlu-ray全49作&豪華特典を詰め込んだ完全限定数量品「寅んく」~

「寅んく」とは、男はつらいよシリーズの全作品(第50作「お帰り寅さん」を除く)を寅さん愛用のトランクに詰め込んだファン向けのコレクターズアイテム。寅さんシリーズのファンなら誰もが一度は憧れるこのアイテムの中身を詳しくレポートする。

目次

「寅んく」は、男はつらいよBlu-ray全巻セットを寅さん愛用のトランクケースに詰め込んだ、数量限定のコレクターズアイテム

寅さん全巻セットは、これまでVHS、レーザーディスク、DVDと、メディアの進化にともない何度もリリースされてきた。そして、新メディア Blu-rayの登場から10年近く経過した2019年、ついに男はつらいよシリーズ初のBlu-ray全巻セットが発売された。

今回の全巻セットは単にメディアが新しくなっただけではない。松竹はBlu-ray化にあわせて、既存のフィルム映像に4Kデジタル修復を行い、映像・音声のクオリティを劇場公開時と同じレベルにまで引き上げたという。映像・音声が新たに生まれ変わった寅さんシリーズを、寅さん愛用のトランクを模したケースに収納し、さらに限定グッズを多数同梱した商品が今回紹介する「寅んく」である。

「寅んく」は、男はつらいよの新作である第50作「お帰り 寅さん」の公開タイミングに合わせて、2019年12月25日に満を持してリリースされた。私は発売からまもない時期に「寅んく」を購入していたが、寅さんシリーズはNetflixで全作視聴できるため、そのまま開封せずに長らく放置をしていた。しかし、2025年になって突然寅さんがNetflixから撤退し、男はつらいよ研究の基本である原典(全48作+特別編)にあたることができなくなってしまった。これは研究者として致命的だ。そんなわけで、購入から5年後にして、ようやくこの「寅んく」を開封することになったのである。

※ちなみに、寅さん全作品が視聴できる配信サービスはいくつか存在する。寅さん以外の山田洋次監督作品や松竹作品を視聴できる下記の「プラス松竹」がおススメだ。

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定価20万円の「寅んく」は品薄により市場価格高騰中。新品はすでに30万円を超えることも

「寅んく」は以下のアイテムで構成されている。

  • 映像(すべてBlu-ray)
    • 男はつらいよ全49作品(第1作~第48作&特別篇)
    • 特典ディスク1
      • 「山田洋次監督に訊く」(2019年製作)
      • 50周年プロジェクト発表会(2019年製作)
      • 男はつらいよ全作品の予告編(第50作を除く)
    • 特典ディスク2
      • 「寅さんが遺してくれたもの~山田洋次監督が語る 寅さんの人生論・幸福論」(2008年製作)
      • 「フーテンの寅さん誕生」(1971年製作)
      • 「おーい、寅さん 男はつらいよをつくる シリーズ26年目の素顔」(1995年製作)
      • 「おーい、寅さん Part2 最後の撮影現場日記」(1997年製作)
  • 封入物
    • レプリカポスター 全49作(A3サイズ)
    • 公開当時のプレスシート縮刷版 全49作
    • 50周年記念読本
    • 50周年記念オリジナルポスター(A3サイズ)
    • 50周年記念ピンバッジセット
    • 50周年プロジェクトスタッフジャンパー
  • 外装
    • 特製トランク

「寅んく」は完全数量限定生産品のため、2025年4月現在すでに品薄になっており、未開封新品を定価で販売しているネットショップを見つけることはできなかった。発売当時の定価は209,000円(税込)だったが、今は中古品でも23万円程度、新品だと30万円以上の値がついていることもある。やはりこのような限定生産品は「迷ったら買い」である。

「寅んく」開封の儀

ではさっそく「寅んく」を開封してみよう。これが外箱。とにかくデカくて重い。重量は約15kgだという。

段ボールを開けるとさらに段ボール。そこにはトランクについての注意書きがあった。

なんと、「寅んく」のトランクは、Blu-rayディスク収納のために作られているのであって、その用途以外に使って壊れても知らないよ~と書いてある!まあ、当たり前っちゃあ当たり前なのだが、収納トランクを本当のトランクとして使う予定の方はご注意いただきたい。

さらに段ボールをめくると、紙素材風の梱包材に包まれた何かが現れた。

梱包を丁寧にめくっていくと……

ジャジャーン!いよいよトランクの登場だ!重厚感のあるしっかりした作りでテンションが上がる!

トランクをあけると、最初に目に飛び込んできたものはA3のレプリカポスター。

そして、ずらりと並んだBlu-ray全巻セットと50周年記念本!壮観だ!

中央にある50周年記念本のパッケージをめくると、その下から現れたのは……

映画公開当時のプレスシート!

さらにその下をめくると……

50周年記念のピンバッチセット!

まだまだあるぞ!さらにその下をめくると……

50周年プロジェクトスタッフジャンパー!これでもか!これでもか!と限定アイテムのオンパレードである。

そして、Blu-ray全巻セットの右隅に目をやると、「寅んく」発売当時には未発売だった、第50作「お帰り 寅さん」のBlu-rayを収納できるスペースが確保されているではないか!

早速、手元にあった第50作のケースをインしてみた!

やったー!これで寅さん全作品のコンプリートを達成だ!正直なところ、開封の儀でこんなにテンションがあがるとは思ってもみなかった。

「寅んく」の中身を見てみよう

では、ここからは「寅んく」の中身を一つ一つ紹介していこう。

重厚感・ビンテージ感のある「特製トランク」

特製トランクはかなりしっかりとした作りである。Blu-rayディスクが50本も集まると大人でも持ち上げるのが一苦労な重さになるが、このトランクならばその重量にもしっかり耐えてくれるだろう。

写真では伝わりづらいが、持ち手はかなり固い丈夫な作りで、頻繁に持ち運びしてもちぎれる心配はまずなさそうだ。Blu-rayの収納以外には使うな、ということだが、普通のトランクとしても全然使えそうだ。ちなみに、25kg以上のものを収納すると破損の可能性がある、と注意書きには書いてある。

ガチャン!と大きな音を立てて、勢いよく跳ね上がるロック部分も小気味良い。

なんと特製トランクにはカギまで付いているのだ。カギの必要性はよくわからないが、こだわりは十分感じる。

トランクのフタ裏は鮮やかブルーで、レザーの縁取りと調和がとれている。ちなみにレザーは合皮である。

特製トランクについては文句なしの出来栄えで、松竹の本気を感じさせる。定価20万円を超える寅さん50周年記念のコレクターズアイテムとしてふさわしいクオリティだ。

デザインリニューアルされた「第1作~第49作Blu-rayディスク」

寅さん第1作~第49作のBlu-rayディスクはパッケージデザインが一新されている。タイトル、寅さん、マドンナだけが配置されたシンプルなもので、柔らかさや温かみを感じさせるレトロモダンなデザインになっている。

全49作品にはそれぞれ違う配色が施されている。ピンクっぽい色合いの作品だけを抜き出してみたが、ご覧の通り、全てが微妙に異なるカラーバリエーションになっておりこだわりが感じられる。賛否両論あるかもしれないが、個人的にはこのリニューアルの方向性は好みだ。

ちなみに、パッケージ中面には各作品当時のいろんなさくらがプリントされており、彼女の変遷を見るのもなかなか楽しい。冊子などは封入されていない。

ディスクの中身は本編映像のみで予告編や特別映像は収録されていない。音声は日本語のみだが、目の不自由な人向けに映像を説明してくれるバリアフリー日本語音声が選択できる。字幕は日本語と英語の2種類のみ。

合計7本の貴重映像が収録された「特典ディスク2枚組」

今回の「寅んく」で個人的に最も楽しみにしていたのがこの「特典ディスク2枚組」だ。各コンテンツの内容をざっと紹介しよう。

「山田洋次監督に訊く」(68分/2019年製作)

2019年7月、松竹本社において松竹社員向けに行われた講演会の模様を収録した映像。山田洋次監督の他に、司会進行として「男はつらいよ」「学校」シリーズなどのチーフ助監督を務めた阿部勉氏、松竹で長年にわたり映画宣伝に従事してきた常務取締役映像本部長の大角正氏が出演している。

松竹社員向けの講演ということで内容にあまり期待していなかったが、山田洋次監督が語る、テレビドラマ版寅さんの終了から映画版寅さんの公開に至る経緯は非常に興味深かった。驚いたのは、第30作「花も嵐も寅次郎」あたりの寅さんシリーズを「あの頃はダレてたよね」と山田監督が忌憚なく振り返っていた点。松竹社内の講演ということで、山田監督も身内相手に歯に衣着せない自由な発言ができたのかもしれない。

「50周年プロジェクト発表会」(12分/2019年製作)

2018年9月に行われた、『男はつらいよ』50周年プロジェクトの発表記者会見の模様を収録した映像。記者会見は第50作「お帰り 寅さん」クランクインの1カ月前に行われており、山田洋次監督、倍賞千恵子の二人が新作への意気込みを語っている。山田監督曰く「ちょっと不思議な映画ができるんじゃないかと僕自身楽しみにしています」。

「男はつらいよ特報・予告集」(3時間28分)

寅さんシリーズの予告編を、第1作「男はつらいよ」から第49作「男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花特別篇」まで完全収録した映像集。連続再生した場合のトータル再生時間はなんと3時間28分!映画1本の上映時間を軽く上回る圧倒的なボリュームにただただ圧倒。

「寅さんが遺してくれたもの~山田洋次監督が語る 寅さんの人生論・幸福論」(63分/2008年製作)

2008年8月に収録された山田洋次監督へのインタビュー。聞き手は元松竹・演出部の鈴木敏夫氏。浅草ビューホテルの眺めのいい部屋から、渥美清とはどんな役者であったか、車寅次郎とはどんなキャラクターであったかについて、山田監督が静かに、そしてしみじみと語る。時折、話の内容にあわせて男はつらいよの名シーンが差し込まれている。

このインタビューからは、山田洋次監督が、車寅次郎という人物の造形に強いこだわりを持っていたことがうかがえる。「車寅次郎はこういう人物である」「車寅次郎はこういう行動、考え方はしない」という、数々の明確な基準があったからこそ、男はつらいよシリーズは26年にわたり、ブレることなく長期映画シリーズとして成立し得たのである。そして、寅さんの人物造形には、俳優・渥美清の人物が色濃く反映されていることもインタビューからひしひしと伝わってくる。

聞き手の鈴木氏が、時折合いの手を打つくらいの、控えめな聞き役に徹しているところが良い。そのおかげで、山田監督の貴重な話がたくさん引き出されており、密度の濃い寅さんインタビューになっている。

「フーテンの寅さん誕生」(49分/1971年製作)

特典映像の中で、個人的に一番楽しみにしていたのがこの「フーテンの寅さん誕生」だ。単品でのDVD発売がないため長らく未見の映像だったが、今回のBlu-ray「寅んく」でようやく視聴することができた。

「フーテンの寅さん誕生」は、第8作「寅次郎恋歌」のメイキング&インタビュー映像作品。タイトルに映倫マークがついているので、劇場公開用の短編映画だったのだろう。山田洋次監督と渥美清の対談をはじめ、出演者インタビュー、撮影風景などの秘蔵映像が収録されている。

私はかれこれ10年近く寅さん研究を続けてきたが、山田洋次監督と渥美清が二人で語らう映像は本作以外ではちょっと記憶にない。また、渥美清が寅さんではない「素の渥美清」として一人語りするのも極めてレアだ。撮影前の出演者による本読みや、本番前のリハーサル風景も収められているので、寅さん映画がどのようにして作られているかを知る上でも貴重な映像が多数収録されている。

「おーい、寅さん 男はつらいよをつくる シリーズ26年目の素顔」(42分/1995年製作)

本映像は第47作「拝啓車寅次郎様」のメイキング映像。山田洋次監督と朝間義隆氏が、旅館に籠ってうんうん唸りながら脚本を執筆するシーンから始まり、公開初日の映画館での舞台挨拶までを追いかけている。「フーテンの寅さん誕生」と異なり、裏方の製作スタッフの働きぶりや撮影現場の様子を淡々と記録するような映像になっている。

山田洋次、高羽哲夫カメラマン、渥美清、下條正巳、吉岡秀隆、かたせ梨乃、牧瀬里穂など、製作者・出演者への短いインタビューの他に、帝釈天参道にある老舗・高木屋老舗のおかみさんなども出演している。ナレーションは倍賞千恵子。

第8作「寅次郎恋歌」のメイキングである「フーテンの寅さん誕生」から21年も経過していることもあり、山田洋次監督のコメントは随分枯れた味わいになっている。「渥美さんはとても賢い人。昔はその賢さが寅次郎に出ないよう隠していたが、今はそこかしこに出るようになってしまった」(山田監督)。映像の最後には渥美清の「これからも寅次郎を愛してください」というメッセージが挿入されているが、「フーテンの寅さん誕生」と比べると驚くほど淡泊なコメントである。

「おーい、寅さん Part2 最後の撮影現場日記」(46分/1997年製作)

渥美清存命中の最後のシリーズ作品になった、第48作「寅次郎紅の花」のメイキング映像。前作「おーい、寅さん」と同様に、本作も裏方の製作スタッフにフォーカスした映像作品になっている。ナレーションは倍賞千恵子。出演者インタビューには浅丘ルリ子、下條正巳、三崎千恵子、前田吟が出演し、一言コメントを寄せている。

渥美清をはじめ、高齢の出演者たちがくるまやの茶の間セットにゆっくりと集まる様子は、まるで老人の寄り合いを見ているような雰囲気があり、しみじみしてしまう。ロケ撮影中、カメラが回っていない時の渥美清は暗く陰鬱な表情をしており、渥美清が精一杯の力を振り絞って第48作「寅次郎紅の花」に臨んでいたことがよくわかる。

1971年の山田洋次×渥美清対談を再録した「50周年記念読本」

映画のパンフレットを思わせるような50周年記念読本。全87ページ。非売品。

メインコンテンツは各界の著名人が寅さんへの思いを語る『「男はつらいよ」と私』。登場するのは、片桐はいり&西ヶ谷力哉(NHKプロデューサー)、小澤征爾、みうらじゅん、檀ふみ、高田郁(小説家)、なぎらけんいち、酒井順子(エッセイスト)、リリー・フランキー、元ちとせ。みうらじゅんが語る寅さん論は相変わらずの面白さで、その他には、渥美清に「セイントという称号をつけたいくらい」と語る檀ふみ、テレビドラマ版から寅さんを見ていたなぎらけんいち、渥美清と後藤久美子のサインを偽造していたというリリー・フランキー、山田洋次監督に見初められ第48作「寅次郎紅の花」に挿入されるシマ唄を急遽録音することになった元ちとせの記事が面白かった。

本冊子の目玉は、1971年「キネマ旬報」に掲載された山田洋次×渥美清対談の再録と、1996年「キネマ旬報」に掲載された黒柳徹子への渥美清追悼インタビューの再録だろう。山田×渥美対談は、第6作「純情篇」の公開にあわせて行われたもので、知的障がいを持つマドンナの登場という第7作「奮闘篇」のアイデアがこの時点ですでに出来上がっていたことがわかる。次作について、山田洋次と渥美清がああでもないこうでもないと話を弾ませている様子が楽しい。

その他に、寅さんカラーグラビア、歴代マドンナ名鑑、ゲスト出演者一覧、「男はつらいよ」50周年関連年表、などが掲載されている。

寅さんの劇場ポスターを網羅した「A3レプリカポスター」

第1作~第49作までの映画レプリカポスターと、男はつらいよ50周年記念のオリジナルポスター合計50枚が封入されている。ポスターはA3サイズ。お気に入りの作品を額に入れて飾るのもいいだろう。

レプリカポスターは原本をスキャンして復刻したものと思われるが、ご覧の通り細かい文字までしっかりと印刷されている。

マスコミ・関係者しか入手できない貴重な資料「プレスシート縮尺版」

プレスシートとは、マスコミや関係者向けに映画の内容や見どころを広報するための資料。基本的には非売品で、試写会やプレス向け発表イベント等で配布される。

各作品のスタッフ・キャスト、映画のあらすじ、解説、さらには映画の紹介で使えるような宣伝文案などが掲載されている。私はプレスシートというものを初めて目にしたが、イラストやロゴなどの素材、テレビやラジオで使うための放送原稿なども掲載されているのが面白かった。

できることなら、各作品の劇場パンフレットを特典にしてほしかったが、その場合「寅んく」の値段がさらに跳ね上がっただろう。プレスシート縮尺版は苦肉の策だったのかもしれない。

寅さんのホクロまでまぶしく光る「50周年記念ピンバッチセット」

アートディレクターの森本千絵氏が手掛けた、寅さんとさくらの新キャラクターデザインをピンバッチにしたもの。なお、森本千絵氏は「男はつらいよ」の大ファンである。

ピンバッチの裏側にはこんな風にピンがついている。男はつらいよ50周年プロジェクトの記者会見で、山田洋次監督はこのピンバッチを胸につけていた。

ピンバッチは額に入っていて、そのままオブジェとして飾ることもできる。

ピンバッチはかなり丁寧な作りで、光に当てるとご覧のようにキラキラと反射する。寅さんのまゆにあるホクロまでキラーン!とするのには笑ってしまった。さくらがちゃんとハイソックスを履いているのもポイントが高い。

スタイリッシュな「50周年プロジェクトスタッフジャンパー」

最後に紹介するのが、50周年プロジェクトスタッフジャンパー。もちろん非売品。サイズはLサイズオンリー。バックプリントには大きく「男はつらいよ」と印刷されている。

生地は若干伸縮する不思議な手触りの化学繊維で、防水、防風、透湿機能もついているという多機能ジャンパーである。

襟まわりが首元をすっぽり隠してくれるので、前のチャックをしめるとスマートな印象になる。なかなかスタイリッシュでカッコいいジャンパーなのだが、こういった限定品アパレルはいつ着たら良いのかといつも悩んでしまう……。

おまけ:先着購入特典の「寅んく型名刺ケース」

以上が「寅んく」の中身なのだが、「寅んく」は松竹ストアで購入すると「寅んく型名刺ケース」が先着購入特典として付いてきた。こちらがその名刺入れだ。

なんとこの名刺入れ、本当のトランクケースのようにロックが付いている。開ける際にはボタンを押して、カチャリとロックを跳ね上げるのだ。芸が細かい。

ちなみに、名刺入れの中には名刺サイズの寅先生のカードが入っていた。

カードの裏側には寅先生の有難いお言葉まで!ところで、こういう寅さんの名言を集めた「男はつらいよ名言カルタ」も欲しいんですけど、どうですか松竹さん?

クオリティが高く、センスも良い。寅さんファンも納得の「寅んく」

以上、「寅んく」の中身紹介でした。

一つ一つのアイテムがしっかりしたクオリティを担保していること、また、アイテム自体の選定も外したものがなく、ファンとして嬉しいものがしっかりと詰め込まれている点が好印象だった。センスの良い製作チームがプロデュースしたのだろうなと十分に伝わる一品になっている。

「寅んく」はすでに品薄の状態で、中古品価格も高騰しているが、しっかり作り込まれた寅さん愛用のトランク風ケースに、寅さん全作品が詰まっているというのは、寅さんファンにとってはやはり憧れだ。次に同じような商品が発売されるのはいつになるか全くわからないので、市場で手に入る今のうちに頑張ってゲットするのも一考だろう。高いけど。

なお、本編映像&特典映像だけをパッケージングしたBlu-rayボックスは現在も量販されているので、映像だけで十分という人にはこちらをお薦めしたい。

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