寅さんシリーズで、もっとも人気のあるマドンナは誰なのか?この疑問に応えるアンケートをYahoo!JAPANが行っている。調査タイトルはズバリ『「男はつらいよ」あなたが選ぶ歴代最高のマドンナは?』である。
調査期間は2013年2月23日~2013年3月5日、投票数は20,201にものぼり、寅さんのマドンナ人気ランキングとして、現時点でもっとも信頼性の高いものだといえるだろう。
Yahoo!JAPAN調査によるマドンナ人気ランキング(2013年3月調査)
引用元:Yahoo!JAPAN 「男はつらいよ」あなたが選ぶ歴代最高のマドンナは?
調査実施期間:2013年2月23日~2013年3月5日
※管理人注
1:この調査では第42作から第46作までのいわゆる「満男シリーズ」のマドンナは、すべて後藤久美子とされている。
2:本表の作成にあたって、複数回マドンナとして登場する女優の作品は、初回出演作を掲載した。
管理人からひと言
「男はつらいよ」シリーズに登場するマドンナにはすべて、固有のストーリー、固有の魅力がある。だから、人気投票にあまり意味はないと思うのだが、寅さんシリーズビギナーの方が作品に親しむきっかけの一つになればと思い、公開した。
寅さんビギナーの方に強くお伝えしたいのは、ランキング下位に位置するからと言って、その女優には魅力がない、と短絡的な判断はしてほしくないという事である。なぜなら、寅さんシリーズは作品によって、マドンナ以外の女優が作品の中心になるケースも多いからだ。
たとえば、藤村志保がマドンナとして出演した第20作『寅次郎頑張れ!』は、中村雅俊&大竹しのぶのカップルを中心としたストーリー展開のために、マドンナ・藤村志保にはほとんど活躍の機会がなく、脚光が当たらなかった。このことはランキングの順位に少なからず影響しているだろう。
藤村志保は、仮に初期寅さんにキャスティングされていれば、第1作マドンナ・光本幸子、第4作マドンナ・栗原小巻と並ぶ正統派マドンナとして評価されていてもおかしくない女優である。