男はつらいよ書籍紹介– category –
『男はつらいよ』シリーズに関する書籍、映画、CD、をまとめています。シリーズ評論などの書籍から、山田洋次監督作品、渥美清をはじめとする出演者たちの関連映画作品についても取り上げています。5段階による評価付き。
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『男はつらいよ魅力大全』/吉村英夫
本書は「男はつらいよ」シリーズ第45作『寅次郎の青春』公開直前の1992年11月に刊行された、映画評論家による「男はつらいよ」シリーズの評論本である。 年に一度か二度、気楽に寅さんを楽しむ標準的なファンを想定読者としているようで、作品以外への言及... -
『トットひとり』/黒柳徹子
黒柳徹子著『トットひとり』は、テレビ草創期から現在に至るまでを友人たちとの思い出話を中心に振り返る、黒柳徹子のメモワール(回想録)である。 森繁久彌、向田邦子、つかこうへい、井上ひさしら、昭和の一時代を築いた才人たちとの目眩がするようない... -
『信仰の現場―すっとこどっこいにヨロシク』/ナンシー関
テレビ批評がメインだった故・ナンシー関の、ちょっと珍しい「潜入取材ルポ」を集めたのが本書。1991年から1994年にかけて、雑誌『STUDIO VOICE』『野性時代』に連載されたルポルタージュ24篇が収録されている。 ナンシーが向かう取材先は一風変わっており... -
『愛と人生』/滝口悠生
帯にある「独創的な寅さん小説」というコピーの通り、本作は寅さんを題材にした文学作品である。寅さんファンならば下記あらすじに「一体どういうこと?」と、大いに興味をそそられるのではないか。 「男はつらいよ」シリーズの子役、秀吉だった「私」は寅... -
『寅さんは税金を払っていたのか?』/大村大次郎
『男はつらいよ』おなじみの登場人物を借りて、わかりやすく税金の解説をするというコンセプトの一冊。著者の大村大次郎は元国税局の調査員。現役時代の経験を元に、税金関連の著作を多数持つ税務コンサルタントである。 寅さんの世界には、経営者から、だ... -
『寅さんから学んだ大切なこと』/皆川一
渥美清のかつての付き人による、渥美清の言行録。「人生で大切なことはすべて○○で学んだ」系の粗悪本を想起させるタイトルだが、中身はいたって真摯で誠実。一読に値する一冊である。 あの渥美清が、ときには銭湯で四時間以上話に付きあわせ、眠れぬ夜には... -
『寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学』/石隈利紀
劇中の寅さんは実によく人助けをする。道ばたでゲタの鼻緒が切れて困っている老人がいれば、手持ちの手ぬぐいをサーッと引き裂き、たちまち見事な応急処置を施す。 その鮮やかな所作はいささか現実離れしている感もあるが、自然な立ち居振る舞い、人助けが... -
『男はつらいよ 寅さん読本』/寅さん倶楽部・編
1992年刊行のものに、加筆、再編集を加え、渥美清没後の1996年に発行された一冊。男はつらいよ48作品のあらすじを中心に、出演者、上映年、ロケ地、観客動員、併映などの作品情報がまとめられている。 各作品の紹介には3ページが割り当てられ、出演者など... -
『男はつらいよ フーテンの寅さん25年の足跡』/松竹株式会社
松竹映画が企画・監修をする『男はつらいよ』の企画本。シリーズ25周年にあわせて作られたものと思われ、第47作『拝啓車寅次郎様』までをカバーしている。 本書は『男はつらいよ』47作品をさまざまなテーマでまとめている。たとえば「寅さんとマドンナ」「... -
『ドキュメント・男はつらいよ 寅さん映画の仕事師たち』/報知新聞特別取材班
報知新聞にて、1986年11月から72回にわたり連載された『ドキュメント・男はつらいよ』を一冊にまとめたものが本書。第37作『男はつらいよ幸福の青い鳥』撮影現場への密着取材を中心に、『男はつらいよ』が製作される過程をつぶさに追いかけた力作だ。 報知...