管理人コラム– category –
『男はつらいよ』シリーズに関連する話題について、管理人が見たこと、聞いたこと、考えたことなどを綴る四方山話的なエッセイです。カテゴライズ不能な話題についてはだいたいここに溜まります。
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第6作『男はつらいよ純情篇』ラストシーンで寅さんはなんと言っていたのか?
第6作『男はつらいよ純情篇』における寅さんとさくらの柴又駅での別れのシーンは、シリーズ全作品中もっとも美しく、もっとも悲しく胸に迫る名シーンといっていいだろう。 電車が発車する間際まで別れを惜しむ寅さんとさくら。「故郷ってやつは……故郷って... -
もしも『男はつらいよ』吉永小百合のマドンナ歌子ちゃん第3弾があったら…
吉永小百合は『男はつらいよ』シリーズに通算2回出演。歌子という役柄で、父親との関係性に悩む可憐な女性を演じた。歴代マドンナの中でも、浅丘ルリ子演じるリリーと並んでもっとも人気のあるマドンナといえるだろう。 山田洋次監督はこの吉永小百合=歌... -
東大の入試問題にも登場した「寅さんの名言」
東京大学の国語入試問題に、『男はつらいよ』寅さんのセリフが問題文として登場したことがある。 書籍『東大入試 至高の国語「第二問」』は、東京大学の国語入試問題の中でも、とりわけ難易度が高いとされている第二問目の過去問題を取り上げ、東大が求め... -
『男はつらいよ寅次郎春の夢』に出てくるガイジンさん「マイコー」役のハーブ・エデルマンってどんな人
第24作『男はつらいよ寅次郎春の夢』には、とらやに下宿するアメリカ人セールスマンとして役名マイケル・ジョーダンが登場します。通称マイコー、マイコさん。この役を演じているのが、アメリカ人俳優ハーブ・エデルマン(Herb Edelman)であります。 【ハ... -
渥美清に捧ぐ、吉岡秀隆のアカデミー賞受賞時の感動スピーチ
吉岡秀隆は、第27作『男はつらいよ浪花の恋の寅次郎』で渥美清と共演を開始して以来、渥美清が他界するまで寅さん21作品において共演を続けてきた。 11歳から25歳までの多感な時期を、映画スターとして完成された渥美清と過ごしたことは、彼の俳優人生にと... -
渥美清主演のテレビドラマ『泣いてたまるか』最終話は、映画『男はつらいよ』の原型である
渥美清が様々な役柄を演じる一話完結のテレビドラマ『泣いてたまるか』。山田洋次が脚本を担当したドラマ最終話は、映画『男はつらいよ』シリーズの原型ともいうべき作品である。最終話のタイトルは、ズバリ『男はつらい』。 Amazon 作品には、後年の『男... -
渥美清のアドリブ芸~寅さんの発狂にさくら堪え切れず大爆笑
渥美清のアドリブに、倍賞千恵子が堪え切れず大爆笑をしてしまうものの、それがそのままOKテイクになっている珍しいシーンがある。 作品は、第10作『男はつらいよ寅次郎夢枕』。八千草薫演じるマドンナお千代さんに、大学教授・岡倉先生が恋をする物語であ... -
初めての人にオススメするなら『男はつらいよ』この3本
『男はつらいよ』を一度も見たことがないという人に「どの作品がオススメでしょうか?」と聞かれたら、何作をオススメするべきだろうか。 今回は『男はつらいよ』未体験の人におススメしたい3本を選定した。選定の基準はズバリ「映画として面白い」である... -
渥美清のアドリブ芸~さくらとおばちゃんが二人そろって大爆笑
浅草フランス座時代の渥美清は、台本を無視したアドリブ芸を繰り出し、共演者をセリフにつまらせることが多々あったという。共演するコメディアンをそうやって蹴落とすことで、自分がより多くのスポットライトを浴びようと、斬ったはったの演技合戦を繰り... -
2013年1月1日「新春!みんなの寅さん祭り@銀座シネパトス」 イベントレポート
銀座シネパトスで開催されている「新春!みんなの寅さん祭り」にいってきた。このイベントは、2013年3月に閉館する銀座シネパトス支配人からの発案で、娯楽映画研究家の佐藤利明氏が企画をしたイベントである(経緯はこちらに詳しい)。2012年12月15日から...