男はつらいよ書籍紹介– category –
『男はつらいよ』シリーズに関する書籍、映画、CD、をまとめています。シリーズ評論などの書籍から、山田洋次監督作品、渥美清をはじめとする出演者たちの関連映画作品についても取り上げています。5段階による評価付き。
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男はつらいよ書籍紹介
『知られざる渥美清』/大下英治
週刊文春の特派記者、いわゆる「トップ屋」として活躍していた、フリージャーナリスト大下英治による渥美清本。 「トップ屋」とは、週刊誌の巻頭を飾るようなスクープ記事をすっぱ抜く、エース級のライターのこと。大下は10数年在籍した文春時代に圧倒的な... -
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『朝日新聞版 寅さんの伝言』/小泉信一
朝日新聞編集委員の小泉信一氏が、朝日新聞誌上で2年間計90本にわたって連載した人気企画を一冊にまとめたもの。 本書が素晴らしいのは、書籍全編が『男はつらいよ』出演者・関係者のインタビューを元に構成されている点だ。インタビューテープは述べ90時... -
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『風天 渥美清のうた』/森英介
本作は、車寅次郎を演じた俳優・渥美清が生前残していた「俳句」を手がかりに、素顔の渥美清を探っていくルポルタージュ。 渥美清が俳句を始めたのは1973年(第11作『寅次郎忘れな草』の公開年)、永六輔の誘いではじめて句会に参加したという。初期の俳句... -
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『DISCO 翔んでる寅さん』/渥美清 フィーリング・フリー(CD)
『DISCO 翔んでる寅さん』。タイトルだけでイヤーな予感がするが、聞いてみるとやっぱり予感的中!といった珍曲がある。 この曲は1979年の発表、第23作『翔んでる寅次郎』にあわせて作られたイメージソング(劇中では使われていない)。1977年公開の映画『... -
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『寅さんの人間論』/山田洋次・田中孝彦
山田洋次監督と教育者・田中孝彦による対談本。『男はつらいよ』の世界を引き合いにしながら、山田洋次の考える理想の地域論と教育現場の現状が展開されている。 『寅さんの人間論』と銘打ってはあるが、表紙イラストのように寅さんが語る人間論が書いてあ... -
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『みんなの寅さん「男はつらいよの世界」』/佐藤忠男
本書は、日本を代表する映画評論家・佐藤忠雄による「男はつらいよ」作品論である。数ある寅さん書籍の中でも、面白さでは小林信彦著『おかしな男 渥美清』と双璧をなすもので、作品をより深く理解したいという方は、まずはこの二作をおさえるのがよいと思... -
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『男はつらいよ 推敲の謎』/杉下元明
『男はつらいよ』の完成版脚本と準備段階における脚本にはどのような違うがあるのか?それらを寅さんシリーズ1~48作にかけて、ひとつひとつ検証しながら探っていくのが本書である。 『男はつらいよ』の脚本は、決定稿に至るまで「原案」「準備稿」「シノ... -
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『渥美清 浅草・話芸・寅さん』/堀切直人
渥美清の一生を追いかける伝記的評伝。少年期から、ストリップ劇場である浅草フランス座時代の活躍、その後の車寅次郎としての活躍まで記されている。 本書は、全体の約8割がさまざまな書籍からの引用で成り立っているのが特徴。著者自ら「引用のモザイク... -
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『お兄ちゃん』/倍賞千恵子
映画『男はつらいよ』さくら役でおなじみの倍賞千恵子が、兄・車寅次郎役を演じた渥美清との思い出について記した本。渥美清の逝去1年後に出版された。 二人の初共演は、倍賞の出演第2作目『水溜り』で1961年のこと。最後の共演作となった第48作『男はつら... -
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『おかしな男 渥美清』/小林信彦
『おかしな男 渥美清』は、寅さんシリーズを熱心に見ているファンの方にはどうしてもおすすめしたい一冊だ。私は、寅さん関連書籍をかなりの数読んでいるが、その中でもベストの面白さではないかと思っている。 本書は、評論家・小林信彦が、渥美清がまだ...